利便性の高いアマゾンギフト券の本来の使い方

これまでの商品券やギフトカードなどの金券類は現金とほぼ同じ価値のある換金性の高いものとして税金対策や資金作りに使用されてきました。

しかし、このような商品券やギフトカードの本来の使い方はお祝いやお歳暮などの贈呈用にあります。日本の風習では現金を贈ることが無礼にあたることがありそのようなシーンに商品券が利用されていました。

大手通販サイトのAmazonが発行しているamazonギフト券もその名の通りギフトのためのものです。最近では懸賞やキャンペーンでもらってうれしいギフト券ランキングで第1位に輝くほど使い勝手の良いギフト券となっています。

この利用価値や換金性の高い金券類というのは本来の「贈る」という用途以外にも資金の移動や現金の代用品にもなってしまう特徴があります。

ギフト以外にも活用されるamazonギフト券

ネットオークションでポイントの現金化にアマゾンギフトを利用

その代表的な例としてネットオークションで取引されているamazonギフト券はギフト券の額面よりも高い金額で取引されることが少なくありません。

これはヤフーやTポイントなどで決済できるシステムとなっておりポイントの現金化として落札する方がいるということです。

当然のことですがヤフーやTポイントよりもamazonギフト券の方が幅広く活用することができ、買取専門サイトで現金化することも可能です。

しかもギフトコードを取引ナビで伝えるだけなので送料もかからず瞬時に受け渡しができるという利点もあります。

このようにネットオークションでポイントの現金化にもamazonギフト券が利用されています。

詐欺業者による現金の代用品としての詐取

amazonギフト券などの電子ギフト券はメールで送ることができるという非常に優れた特徴があります。

つまり遠く離れた相手にでもメールアドレスさえ知っていれば現金に近い価値のあるギフト券を一瞬で送ることができるのです。

この特徴は利便性としては優れていますがその反面、見ず知らずの相手にでも簡単に資産を送ることができてしまう危険な部分も併せ持っています。

2015年頃から特殊詐欺が現金の代用品としてamazonギフト券やビットキャッシュなどの電子マネーを詐取する被害が相次いでいます。

今後このような被害を未然に防止するために何らかの対策は必要だと思いますが、利便性が失われてしまっては意味がありませんので効果的な予防策は難しいと考えられます。

被害の大半がamazonギフト券をコンビニで購入しているということからそこで歯止めをかけるしかないでしょう。