チケットショップの金額設定の仕組み
いくつもの路線が交差するターミナル駅の周辺には必ずと言っていいほど航空券やコンサートのチケットなどを買い取り・販売しているチケットショップが店舗を構えています。
このチケットショップという商売は各都道府県公安委員会による古物商の許可を受けることにより営業することができます。チケットショップという商売の仕組みは金券類を売りたい人から買い受け、必要な人に利益を上乗せして販売するという単純なビジネスです。
買いたい人と売りたい人が集まるほど儲かる仕組みとなっており、商売を成功させる秘訣として店舗を出す立地条件が重要なポイントとなります。
ではサービス内容は全く同じなのかといいますと、そうでもなく取引先のルートにより安い商品を大量に買取でき格安で販売できる商品もあれば利益率が微々たる数字となってしまうギリギリの商品もあります。
これはお店によって商品の得手不得手があり得意分野が異なります。
安く仕入れることができれば商品の価格を柔軟に設定できますが、ギリギリで仕入れた場合一定の販売価格となってしまうのです。
よくチケットショップの店頭には「本日のお買取り価格」と記載された表があり明確な割合が表記されています。
この買取り価格はどのように決められているかといいますと、まずお店の在庫状況が大きく関わってきます。在庫を大量に抱えている商品を高価買取することはありません。反対に在庫がなくなってしまった商品は早急に仕入れたいため少し高めの買取となります。
このようにチケットショップの商品の金額は需給バランスによって左右されるということです。
金額が変動する理由
需給バランスによって価格が変動することはわかりましたが実際にどのような時に動きが出るのでしょうか?
商品の需要があれば高くなり需要ば少なくなれば安くなります。
チケットショップの主力の商品の一つとなる新幹線の回数券があります。
これはJRのみどりの窓口などで販売されており、クレジットカード現金化するために購入されている商品です。
新幹線の回数券は6か月の期限内であればいつでも使用できる訳ではありません。
- ゴールデンウィーク 4/27~5/6
- お盆休み 8/11~8/20
- 年末年始 12/28~1/6
という帰省ラッシュの時期には使用することができません。そのためこの時期は新幹線の回数券の需要はなくなります。
このような理由からチケットショップの金額が変動するのですが、amazonギフト券にも価格の変動が少なからずあります。
買取業者ごとの在庫状況というのも確かにありますが、多くの業者では即座に転売に出しています。つまりその日その時の買取相場があり、常に価格は変動しているということになります。
そのため買取率を一律で行っている業者はある程度の利益分を確保しながら安定した水準でサービスを提供しお客様を満足させており、その日によって利益率はまちまちということになります。